子供の受診の目安は?病院に行くべき症状まとめ

パパママのこころ

はじめに

子どもが体調を崩したとき、

「これって病院に行くべき?」
「様子見でいいのかな…」

と迷ったことはありませんか?

特に夜や休日は判断が難しく、
不安なまま過ごすことも多いと思います。

小児科看護師として働く私が
受診の目安をわかりやすく整理してまとめました。

まず大前提|迷ったら受診でOK

最初に大切なことをひとつ。

迷ったら受診して大丈夫です

「こんなことで来ていいのかな?」と思う必要はありません。

特に子どもは、
症状が急に悪化することもあるため、
違和感を感じたらそれは大切なサインです。

何かあってからじゃ遅いし、「どうしよう…」と悩むくらいなら
プロに相談するのが一番です。

なにより、パパとママの
「なんか変だな」「おかしい気がする」
という直感というものは結構あたるものです。

【すぐ受診】迷わず病院へ行くべきサイン

以下の症状がある場合は、
すぐ受診(場合によっては救急)を考えましょう。

①ぐったりしている・反応が悪い

  • 呼びかけても反応が弱い
  • 目が合いにくい
  • いつもと明らかに様子が違う

重要サインです。

意識レベルが低下している可能性があるのですぐ受診です。

場合によっては救急車呼んで良いと思います。

②呼吸がおかしい

  • 呼吸が速い・苦しそう
  • ゼーゼー・ヒューヒューしている
  • 肩で息をしている

→呼吸症状は悪化が早いので注意

③水分がとれない・おしっこが出ない

  • 半日以上おしっこが出ていない
  • 水分をほとんど受け付けない

→ 脱水のリスク

これはうちの娘も経験しました…。
おしっこがでなくなって、これはまずいとなって受診しました。

こまめに水分をとれている気がしていても、
高熱が続く、ご飯が食べれない、下痢をしているなど…
体に入る水分(IN)と、体から出てくる水分(OUT)のバランスが崩れて
OUTが多くなってしまうと、脱水になってしまいます。

IN /OUTバランスって大事です!!

④けいれんが起きた

  • 初めてのけいれん
  • 5分以上続く
  • 繰り返す

→ すぐ受診(救急車呼んで!)

子供に多いのが、熱性けいれん
そして、てんかん発作

けいれん時の対応

お子さんが突然けいれんを起こすと、たとえ知識があっても一瞬頭が真っ白になるほど動転してしまうものです。

まずは「落ち着いて、安全を確保し、観察すること」が何より大切になります。いざという時に焦らず動けるよう、基本の対応ステップと観察ポイントを整理しました。

けいれんが起きた時の対応ステップ

  • 周囲の安全を確保する
    段差のない平らな場所に寝かせます。周りにぶつかって怪我をするような物(家具や物、おもちゃなど)があれば、すぐに遠ざけてください。
  • 体や顔を「横向き」にする
    ⭐︎窒息・誤嚥の予防⭐︎
    吐瀉物(としゃぶつ)や唾液が喉に詰まって窒息するのを防ぐため、体ごと、あるいは顔を優しく横に向けて気道を確保します。服のボタンやネクタイなど、首回りがいめつけられている場合は緩めてあげてください。
  • 時間を計り、観察する
    スマホなどでけいれんが始まった時間を記録します。
    パニックになりがちですが、「何分続いているか」は医師が診断する上で最も重要な情報のひとつです。

❌ やってはいけないこと(4つの厳禁)

良かれと思ってやってしまいがちですが、かえって危険を招くため絶対に避けてください。

  • 口の中に指やタオルを入れない:舌を噛み切ることはほぼありません。むしろ指を噛まれて大怪我をしたり、タオルが口を塞いで窒息したり、嘔吐を誘発するリスクが高まります。
  • 体を揺さぶったり、大声で呼びかけたりしない:脳への強い刺激は発作を長引かせる原因になります。
  • 体を抑え込まない:無理に動きを止めようとすると、骨折や関節を痛める原因になります。
  • 薬や水分を飲ませない:意識がはっきりしない状態で口に何かを入れると、誤って肺に入り(誤嚥)、肺炎や窒息を起こします。

医師に伝えるための観察ポイント

けいれんが落ち着いた後、あるいは救急車を呼んだ際に、以下のポイントを伝えるとスムーズです。可能であれば、スマホで10秒でも動画を撮っておくと、医師にとって一番の診断材料になります。

  • 目の様子:どこを向いているか(上を向いている、左右どちらかに寄っているなど)
  • 手足の動き:左右対称に突っ張っているか、それとも片側だけか。ガクガクしているか、ピーンと硬直しているか
  • 顔色・唇の色:紫色のチアノーゼが出ていないか
  • 熱の有無:発熱に伴う「熱性けいれん」かどうか

救急車(119番)を呼ぶ基準

一般的な熱性けいれんは2〜3分、長くても5分以内におさまることが多いですが、以下の場合は迷わずすぐに救急車を呼んでください。

  • けいれんが5分以上続いている
  • 一度おさまったのに、意識が戻らないまま2回目のけいれんが始まった
  • 生後6ヶ月未満の赤ちゃんがけいれんを起こした
  • 左右非対称な動きをしている、または熱がないのにけいれんしている

おさまった後も、初めてのけいれんの場合や、様子がいつもと違って心配な場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。

⑤顔色が悪い・唇が紫

→チアノーゼの可能性あり

【早めに受診】当日〜翌日には受診したい症状

①高熱が続く

  • 38.5℃以上が続く
  • 2〜3日以上下がらない

高熱が続いている場合は肺炎を起こしていたり、

なんらかの細菌感染をおこしていたりする場合があります。

私のつとめる小児科のドクターは熱は3日目と5日目の受診がポイントと

よく親に伝えています。

なぜかというと

②咳・鼻水がひどく眠れない

日常生活に支障がある場合は受診しましょう。

咳と鼻水がひどくて眠れないほどの症状の場合は

本人も辛いし、一緒に寝ている親も大変です。

③嘔吐・下痢が続く

  • 水分が取れていれば様子見OK
  • 取れない場合は受診

④耳を痛がる・ぐずりが強い

👉 中耳炎の可能性

【様子見OK】家庭で見ていいサイン

以下の場合は、
👉 自宅で様子を見ることも可能です。

①元気がある

  • 遊ぶ
  • 笑う
  • 反応が良い

②水分が取れている
(これが重要ポイント)

③食欲が少し落ちている程度
→食べられなくても、水分が取れていればOK

④熱があっても機嫌が良い
→ 熱=すぐ受診ではない

判断に迷ったときのチェックポイント

迷ったときは、この3つを見てください👇

 ✔元気があるか

 ✔水分がとれているか

 ✔呼吸は苦しくないか

この3つが大丈夫なら、
様子見できることが多いです

夜間・休日どうする?

迷ったときは、

  • 小児救急電話相談
  • 夜間救急

を活用しましょう。

一人で判断しなくてOK

まとめ

子どもの受診の目安は、

【すぐ受診】

  • ぐったり
  • 呼吸がおかしい
  • 水分がとれない
  • けいれん

【早めに受診】

  • 高熱が続く
  • 咳や嘔吐がひどい

【様子見OK】

  • 元気がある
  • 水分がとれている

おわりに

子どもの体調不良は、
「正解がないから不安になる」もの

だからこそ、

 迷ったら受診していい

ということを忘れないでください。

愛する我が子の親が思う、
「ちょっとおかしいかも」は、
とても大切なサインです。

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