こんにちは!今日から月曜日!おかちゃんです。
今日は、どうして私が心理の仕事を辞めることにしたのか、について書きたいと思います。今日も本音で書くつもりなので、書く前からちょっとドキドキします。

心理職をやめた理由
私が心理の仕事を辞めたのには、大きく3つの理由があります。
- 技術が足りない
- 向上心がなくなった
- 精神的にきつくなった
1.技術が足りない
大学と大学院の6年間、人生で一番勉強と実習をしました。その後、仕事をしながら臨床心理士の資格を取得し、その後も継続して研修を受け続けていました。これは、私の中で「よく頑張ったこと」です。
ですが、学びが足りませんでした。というか、学びを身にできていませんでした。
特に私が苦手だったのは、「アセスメント」。これは、「見立て」とも言い換えられます。
相談に来られた方の全体像や性格特徴、環境の状態などを面接の最初の内にきちんと把握し、それらの情報(根拠)を元に、どのような関わりをしていくかをある程度決めていきます。心理検査もここに含まれます。
相談の最初の頃に、一番時間をかけて行うのですが、相談が開始してからもずっと、随時情報をまとめていき、その方に最適な関わり方を見立て続け、実際にその関わりを相談時に行い(検証)、それを繰り返しながら、困りの解決に向かって進めていきます。
書くのは簡単なのですが…。私は難しくって…
その方を見て「落ち込んでるなぁ」とか「不安が強いなぁ」とかは、分かるんですよ。誰でもわかるところです。
でも、心理士にとって重要な、「冷静さを保ち、具体的に、根拠に沿って見ていくこと」が出来ない。話をしていると、その世界観に引き込まれていき、一緒になって落ち込んだり喜んだり、してしまう。
『気持ちに共感することが大切なんじゃないの?』って思われがちなのですが、もちろんそれも大切なのですが、心理学も「科学」なので、きちんと根拠に基づいて対応していくことも重要です。
(そもそも、共感することと、巻き込まれることは、似て非なるもの。当時から「これは共感ではない、共依存ではないか」と思いながら過ごしていましたが、今でもそう思います)
臨床心理士(公認心理師も)が一番勉強しているのは、アセスメントの部分だと言っても過言ではないと思います。
私の中で、アセスメントの流れがきちんと頭の中に整理されていないこと、相手のどの部分を切り取って根拠として考えたらよいのかを、一人では整理できなかったこと、が一番課題でした。
ほかの心理士の方の話を聞いていると、正直いって、いつも差に愕然としていました。
お話を聞く力も弱かったです。傾聴力・質問力、ともに低かったように思います。
中学時代に「ストッパー」と男子からバカにされた、超トラウマになっている経験もあるくらい、元々人の話を聞くのは上手ではないため、練習はしたのですが、思うような結果にはなりませんでした。
話しやすいように…と考えすぎると、質問のタイミングを逃すし、質問を考えてやっていると、話をぶった切るし、そもそも、私の頭の中が色んなところに転導しがちなので、全然関係のない質問が浮かんでしまったり。。。笑
こんな私だからこそ、より一生懸命、話を聞きました。ヘトヘトになってもどんな内容でも、相手に「こんな話しなければ良かった」とだけは思わせたくなかったから、その人をすべて受け入れるぞという気持ちで臨んでいました。
だからかなと思うのですが、相談に来てくれた方々が「一生懸命聞いてくれてありがとう」と、最後の日に言ってくださったり、お手紙を下さったりしました。それは、大変ありがたかったです。
でも、「臨床心理士(公認心理師)として」は、これだけでは良くない、といつも思っていました。
2.向上心がなくなった
技術不足・人格不適合を痛感していたので、いつもいつも勉強していました。本を読んだり、研修会に行ったり、先輩に聞いたり、スーパーバイザーに相談したり。
でも、だんだんと向上心がなくなってきました。人の人生が、私の言葉で変わってしまうかもしれない、という位置にいるのにもかかわらず、その方に真摯に向き合えていない感じがする。でも、勉強することが苦痛。
特に、子どもを授かりたいと思い始めたあたりからは、「勉強しなきゃいけないけど、手がつかない」感じに焦っていました。
そして、妊娠してからは「もう勉強は無理だな」と、確信してしまいました。
技術も才能もない私が、勉強もしなくなってしまったら、もう続けたら駄目だわ。とおもいました。
3.精神的にきつくなった
これはね、元々不安定なタイプなので(笑)、ずっときつかったんですけどね^^
それでも、保てていたんです。人のお話を聞くと、疲れることもあるけれど、小さな良かったことを一緒に喜べたり、悲しいことを一緒に悲しんだりしていると、達成感を感じることもあるし、癒されることも多かったです。
精神的に弱い人が心理職になりたがる理由ってここに尽きるんだろうなぁ。って自分を見ていて思います。
また、職場の方々や、佐伯に戻ってからは、同職種の方々とのつながり、家族の存在にかなり助けられていました。
私はやめる前の数年間は、年度更新の職場だったので、毎年12月ごろには「もう3月でやめるー!!」とわめくんです。けど、2月の更新の頃には「〇〇さんともう少しお話したい」とか「この案件はきちんと自分でやりきりたい」とか、来年度の目標が不思議と出てきて、また1年頑張れていました。
ですが、妊娠をした頃、お腹の子がもしかすると病気かもしれない、と言われたり(おかげさまで健康に生まれてくれています^^)、家族の入院なども重なり、もう無理だわ…と完全に心が折れた感じがしました。
何とか業務をこなす。何とか気持ちを立て直して職場に行く。ギリギリの状態だなぁって。ギリギリアウトだよなぁって。こんな私に、本音を話すことはできないだろう。そんな風に思っていました。
人は誰でも、きつい時期があったり、スランプに陥ったりすると思うので、心理士であっても、こんな時期もあって良いと思うし、しんどさを乗り切る私の姿を見て、何かを感じる方も、もしかするといらっしゃるかもしれません。
ですが、私自身が、人の深い話を聞く状態にない中で、それを続けることが無理でした。
また、前によく人の悪口を言っていた私だから の時にも書いたのですが、私は自分に余裕がない時、文句や悪口が出てきてしまいます。妊娠中は、職場の方に何かと文句を聞いてもらったりしていました。そんな自分がもう嫌で嫌で。。。
お腹の子にも「こんなママでごめん」と思ったり、話をしに来てくれる人達にも「こんな私が話を聞いてごめんなさい」って思ったり。とにかく、沈み込んでいました。。。
ただでさえ冷静さにかける私が、このような状態では、もう心理の仕事をしてはいけないなと確信しました。
本当の本音で書きました
今日も、そのまま書きました。
変に自分をさげすむでもなく、頑張ったことはがんばったと書き、ダメだと思っていたことは、『そんな考え方偏っているよ』と思われそうなことでも、そのまんま書きました。
私はこんな考え方をします。あんまり柔軟性はありません^^;笑
頑固と言えば結構頑固だし、変わり者と言えば結構変わり者です。笑
どんな仕事にも、色んな人がいて良いし、向き不向きはないのかもしれないって、今は思います。ですが、私自身のメンタルの状態を見ても、まだ今も心理職に戻ることは出来ないし、心理の仕事にいつか復帰するのかも、分かりません。
今は、家族との時間を大切にし、今の職場でいただいている仕事を楽しみながら取り組み、また、新しくできた自分の夢を、ワクワクしながらかなえていくことを、全力でやっていきたいと思います♪
そんな感じです!おしまい。(終わり方が雑!)
今日の運動
今日は、B-life Marikoさんの太陽礼拝をしました。ちょっと簡単なバージョンなのかな?片足ずつ開いてモモの裏を伸ばす動きがなかったですが、身体全体が動かせて温まりました。10分くらいです。
良かったらご一緒にどうぞ♪
編集後記
昨日から、ようたんの「私らしく輝く」講座の第2期が始まりました。
新しい夢を明確にできたのも、CITTA手帳を購入できたのも、このブログを始められたのも、ようたんの講座がはじまりでした。
今は今で、迷うことも考えてしまうこともあるけれど、もがきながらも前に踏み出して動けていることは、とても楽しいし、充実していると思います。
こんな風に生活できて、ありがたいです。家族のサポートにも感謝しかありません。
本当に、毎日幸せをありがとう。です。
世界では、悲しい出来事も起こっていて、考えると苦しいです。一刻も早く終わって欲しい。
まずは、自分と自分の周りを幸せにすることからですが、世界の平和も祈っています。おしまい。
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